研修開催「Anger Management」怒りのコントロール

社内研修 Anger Management 2019 11/30

講師は大手法人・外資系企業の教育インストラクターを歴任

2019年11月30日㈯、鹿児島市ホテルタイセイ別館にて、社内勉強会を開催しました。講師に、サンド㈱の岩田 純氏をお招きして、「Anger Management-怒りのコントロール-」を題材に学習しました。岩田講師は、大手邦人・外資系企業の教育インストラクターを務められてきた、企業人材育成トレーナーのエキスパートです。年間約100回近く研修を開催しているそうです。有名企業で活躍してこられた講師から直接しレクチャーを受けられる機会ということで、とても有意義な時間となりました。

「怒り」はコントロールできるもの。その前に、出来事を振り返りそして分析してみよう

先ずはじめに、岩田講師から最近奥様とのやり取りの中で、「怒り」を感じたことについてのエピソードの紹介がありました。その後、受講スタッフが、最近怒りを感じた出来事を各グループ毎で発表しました。全グループかなり白熱していました(笑)グループ発表の後、岩田講師より、「怒り」はどこからくると思いますか?との質問がありました。

「怒り」はそれぞれが持つ 「べき」思考 からくる 

「怒り」とは、全ての人が持っている「○○であるべき」という考えを、相手の行動や言動に求めて、それが意に沿わなかったときに発生するものということでした。

「怒り」は、感じた直後6秒間何もしない状態で待ち、その間3つの方法で抑えることが出来る

怒りを感じた際に、直後6秒間の使い方を工夫すれば、穏やかに治めることが出来るとのことでした。怒りを感じた時、アドレナリンが上昇している状態なので、鎮める工夫をすることが大切とのこと。大きく3つ取り組みを紹介・解説していただきました。

1、体全体を弛緩状態にする
アドレナリンが上昇している。全身が緊張状態になっているので、ため、両手を開き、全員の力を抜く。この間約6秒あれば怒りは治まる。
2、ムカッときたら、別のこと(モノ)に意識を向ける
①カウントバック
100から4・7や13ずつ引いて計算を行うことで意識をそらす。
②グラウディング
自分の目の前のもの(時計など)をじっと見て、観察することで意識をそらす。
③タイムアウト
その場を一回離れることで、冷静になり、意識をそらす。
3、ムカッときたら、「怒り」に点数を付けて、客観視する
日ごろ感じている「怒り」について分析すると、実はそれほど大きなことではないことに気付くそうです。都度、点数化した時に「大したことない」という風に分析できるようになり、自分を客観視できるようになるとのこと。

Anger Managementのポイントとは

継続は力なり 以下3つを意識して楽しみながら取り組んでください

現在の社会環境はストレスを感じやすくなっています。薬局業に携わるスタッフとして、患者様満足の向上のために、今回の「怒り」についてマネジメントできるようになることはとても重要であるとのことでした。でも、楽しくないとつづけられないので、今回学習頂いた内容をポイントで抑えて、日々取り組んでくださいとのメッセージをいただきました。
岩田講師、ありがとうございました。
《受講後記》
岩田講師は、90分間という短時間だったことと、知識を日々の生活や業務の中で活用しやすいようにポイントでまとめていただいたので、とても分かりやすく、業務の都合で参加がかなわなかったスタッフにも伝えやすいと感じました。今回学んだことを楽しみながら取り組んでいこうと思います。